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ホンダT360公道復帰

ホンダT360公道復帰

T500の説明

・・・・・・・・・日記より抜粋・・・・・・・・・

T360を書いてきて、今までT500は一度も書かなかった。
これはT500は余りに珍しく見た方も、まして資料はほとんど無いのでは書きようが無い。

T500(AK280)はT360のエンジンを500ccにボアーアップした車で、もちろん普通車登録になり、車検も1年とT360やSに比べると大変。
ナンバープレートも大きくなるのでバンパーのナンバー取り付け部分も大きくなる。
生産台数はT360の1割と言われているので、現存台数の少ないT360より当然さらに少ないはず。
T360がシーラカンスならT500は朱鷺。

私が始めてT500を見たのは昨年の第24回オールジャパン・ホンダスポーツミーティング見学の際。
ホンダコレクションホールにも日本自動車博物舘にもない。
ノスヒロにとんでもない金額で1台売りに出ていた。T500のエンジンをT360に載せ替えたのもある。
なんと新車同様のT500を所有してる方もいるらしい、などの噂は聞くが、毎年鈴鹿サーキットのイベントに1台参加していT500以外公道走行できるのは無いのでは?


T500はT360の1年後に発売、1964年9月~1967年11月までに10226台生産された。以前にも書いたがT500は輸出が多いので、国内の生存率はT360よりも少ない、はずだ? 海外には日本よりも多く残っているかもしれない。オーストラリアにも何台か残っている。
(ヨーロッパではイギリスに1台だけT360が確認されている)
国内では普通車登録になるので税金等で不利。当時、普通トラックは激戦区なので軽トラみたいには売れなかった。

名称 ホンダT500  型式AK280

排気量 531cc(354)    最高出力 38/7500
最高速 105km(100)    燃費 18L (17)
全長 3190mm(2990)   全高 1545(1525)
車輌重量 640kg(610)   

エンジン内径とストローク 54x58(49x47)
圧縮比 9.5(8.59)
排気量531ccはS500と同じ、圧縮比を下げ、S500に比べるとディチューンしたエンジンを使用、最高速105kmは貨物車なので控えめに書いてある。
実際は120km以上でる。

カッコ内はT360の諸元、タイヤサイズ、幅、車軸距離などはT360と同じだが、荷台が20Cm長くなるのでT360との区別は一目瞭然、40cm長いロングタイプもある。色はモスグリーンのみと思われる。
荷台は三方開き(高床式)に、なんと一方開きもあり現存している。一方式荷台の泥よけがない感じだ。
キャビン(運転席)などはT360とまったく同じと思われる。車高が2cm高いのはスプリングの違い。
価格はT360の26000円アップ。

昨日、ホンダT500の事を書いたら、しうすさんからT500が有りますとの書き込みを頂きました。

http://www.geocities.jp/guenther_purien/index.html

一度見に行きたいが当地からは遠いのでいずれ。T500は多くても5台までと昨日書いた、すでに4台確認されたが、走れるのは今現在1台のみ。(さらに仮ナンバーで1台確認された)
元々T500は輸出専用ではないかと思う、同時期S500も有ったのでなんとも言えない。S500のの生産台数1363台(実際は500台前後)なのでT500の生産台数はホンダ公式数字よりかなり少ないと思う。
当時ホンダは輸出に力を入れていたので、T500の国内販売台数は半分以下なので現存数は国内のパンダ数を上回ることはない。

T360,500の情報が有ったら教えて下さい・・・

このT500(オーナー河原田さん)はワンオーナー(ナンバープレート見て下さい)オリジナル度は非常に高い。以前、T500の説明でT360より20cm荷台が長いだけで後は同じと書いた。このT500は荷台が40cm長いロングタイプ、ロングが有るとは知らなかった。
サイドミラーなどもオリジナル、ワンオーナーなので新車時の取扱説明書や書類がグローブボックスに入っている。驚愕!
エアークリーナーは初期型のオイルバス方式、これも初めて見た。
ほかにも色々T360との相違点がある、バンパーは普通車ナンバープレートなので切り込みがT360より広い。

2番目の写真4台のTの内、T500のサイドミラーは3代目のミラー、2代目は左端のT360で調整用のネジが見える。初代は角が出ているタイプでこの中にはない、現存はしてるらしい。
サイドミラー1つでも4台とも違う、マフラーは当然4台とも違った、マフラーだけでも取り出し口のカーブが年式によって違うのでマフラーだけでも何十種類あるのか・・・

写真では非常に綺麗に写っている、実際は相応にヤレていて風格がある。
皆さん「走ってナンボ」と言います、これを真に受けてはいけない、40年ワンオーナーしかも商用車、たかが軽トラ。余程の愛情がないとここまでは・・・

T500のラジエターグリルに汚い袋が見えたのでオーナーさんに聞いたらウインドーウオッシャー液の袋、なんとウインドウオッシャーも当時オプションで有ったのかと思ったら、あとから取り付けたらしい「雨の日はこれが無いと不便」
雨の日も乗るのか~

SAZ・46さんからT500荷台について書き込みをいただいた。

「T500の荷台について?
パーツリストには、T500用の一方開きの荷台が記載されて気に成っていました実販されたかどうかは分かりませんが、先日手持ちの書物(1971年発行)を見ていましたら、T500一方開きとフラットデッキの写真が載っていました。
写真は有ったが本当に発売をしたものか?
三方高床(フラットデッキ)だけの発売と記憶していました。
またまた問題が?
T500にも、BK(1キャブ仕様)が存在した問題ですが、私の書物の中に一項目だけT500・1キャブ仕様と言うのが出てきて気に成りますこの件こそ本当に実販したと思いますか?私は覚えていないです。 (5月18日17時6分) 」

以下 工事中・・



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